ポルシェ911独りレストア
(その1)本HP掲載の写真、記事の無断転写を禁じます。


購入前、パサディナでのショット

米国に長期出張中(まだ会社員でした。)現地の売りたし買いたし雑誌“リサイクラ−” “オートトレーダー”等
を毎日読み、何台も実車を観た上で、安さに目が眩み 写真の911Tタルガ(1970y)を購入してしまいました。
それが
今日の泥沼レストアの始まりでした! 場所はパサデナ 高級アンティーク屋のドラ息子から購入
ドイツ系移民の末裔らしく、バンもワーゲンでしたが、どうみてもジャンキーで今は生きているかどうか?

友達に教わり(ともちゃん、どうも有難う!)、日産の帰り便(米国輸出用貨物船で帰り便はカラの為、
輸送費が安い)で送りました。輸送費は全部で8万円ぐらいだったと思います。

米国で購入時、大切なのは ピンクスリップと言われる車輌認識証です。
購入時、コレに元オーナーの譲渡サインを貰い、しっかり受け取ります。
また、日本に着いた時、通関時に受け取る
通関証明書が車検時に重要です。

我が家に着いてすぐ、エンジンを降ろしてしまいました。私は元々
エンジン屋なので、この辺は順調でした。
911はビートルと同様、基本的にボルト4本で車体に支えられており
降ろすのは比較的簡単です。
エンジンはバンバンばらして平気なのですが、電装は後で判らなく
なると困るので写真に撮って置きます。
ヘッドまでばらして記念撮影。T型エンジンなので、シリンダーが
全鋳鉄製です。(赤く錆びている) 空冷で高温になるので熱膨張を
合わせる為、アルミピストン内側に鋳鉄インナーを鋳込む涙ぐましい
努力をしていました。おかげで信じられないチョ〜重いピストンでした。
改修中のポート。右がT型ストック、左が私のオリジナルです。私は
自分の趣味(センス?)でドンドン、チューニングしてしまいますが、経
験のない人は過去の904や3.0RSR等の諸元に合わせて進めるの
が良いと思います。これに合わせインマニも削ります。
シリンダーボア拡大前のケースです。911はビートル同様マグネシュ
−ムケースです。キャブやインマニ、までマグネ製で,カバー類だけしか
使わない国産と比べるとかなりの軽量化です。もっとも、ビートルも
ポルシェ博士が設計した物ですが・・・
左が交換した旧シリンダースタッドボルト、右が新品デラバースタッド。
膨張率がアルミと同じでアルミシリンダー、ピストンを使う時に熱膨張
対策で使用します。 アルミシリンダー、スタッドボルト抜け対策に
タイムサートを入れるだけでスタッドボルトをこれに変えないと無意味!
クランクケースが頑固に引っ張られ曲がってしまいます。
メタル、ゴムシール関係もすべて新品としましたT型のクランクはカウ
ンターウエイトなしの寂しい物ですが、9000rpmまで廻すつもりはない
ので、このままとしました。(高回転まで廻すつもりなら1973yの高
剛性マグネクランクケースにも変えないとクランクケースにクラックが
入るそうです。当然、バルブ廻りも改造が必要ですネ)
今回購入して投入するマーレー製ハイコンプピストンと二カジル
シリンダー。コレだけでも物凄い軽量化です。むろん出力向上を狙って
の交換ですが・・・
当然、粘土でピストン、クランクケースクリアランスやピストン、バルブ
クリアランスを確認して組みます。カムはWEB社で好みにバルタイに
変更して貰いました。
補機を除いて殆ど出来あがり、ミッションはシール廻りをO/Hするだけ
でシンクロはやったばかりとの事でしたのでそのままとしました。
完成! 記念撮影です。ファンやファンを固定する金属ベルトも綺麗に
塗装しました。


轢かれているのではありません!家族の助けを得て やっと搭載した
所です。この辺までは順調でした。一発でエンジンは始動して一安心。

ボディの方は水垢取りワックスで磨き、見間違える程に綺麗になりまし
た。ドアミラーがまだナローに合わない物が付いています。ウインカー
レンズは日本仕様に交換しました。ウインカーレンズは黒縁(1973y)が
容易に買えるのですが、シルバー縁は入手し難いです。やっと、米国
の倉庫に眠るパーツを入手しました。
タルガトップも破れていたので自分で交換しました。組替えキットが
パフォマンスやオートモーションで出ています。外側のビニール以外に
中のキャンバス地,本体も破れていたので、ハンズで買って来て 
オリジナルどうりにリベット止めして再生しました。

泥沼のシャーシ編へ続く!(現在製作中お待ち下さい。)

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